新鮮な落花生は茹でたてが一番!
昔、大阪に住んでいた頃、とある居酒屋で珍しいものが手に入ったから・・・と言って出てきたのが「茹で落花生」でした。当時は、落花生っていうと、市販のピーナッツのことぐらいしか知らなかったので、「茹でる」という食べ方があることに驚きました。
そして、出てきた「茹で落花生」は、なんと殻付きでした。そう言えば、殻付きの落花生も何度か食べたことがありましたが、殻付きのまま茹でてあるので、殻もしんなり柔らかくなっていて剥きやすいのです。剥くと中から白っぽい豆が出てきます。普段食べているピーナッツとは、全く別物という感じです。食べてびっくり、ほくほくしてほんのり塩味が利いていて、とても美味しかったのです。
お店のご主人の話によれば、この「茹で落花生」は掘りたての新鮮な落花生でしかできない食べ方なので、千葉の方面でしか普通は食べられないそうなんです。つまり、千葉県内では、どこの農家でも茹でて食べているそうなんです。その時は、千葉に住んでいる人を羨ましく思いましたが、まさか自分が千葉県に住むことになろうとは思ってもいませんでした。
今では、千葉県に住んで畑を借りて落花生を栽培しているわけですから・・・、この「茹で落花生」を作らない手はありませんよね!ということで、今では9月下旬~10月上旬の落花生の収穫時期には我が家の欠かせないメニューになっています。枝豆を塩ゆでするのと同じ要領で、お酒のおつまみには最高です!最近は、掘りたての殻付き落花生を販売しているところもあると聞きますので、新鮮な落花生が手に入ったら是非、試していただきたいですね。
それでは、「茹で落花生」の作り方とレシピをご紹介します。
茹で落花生の作り方・レシピ
【材料】
殻付きの新鮮な生落花生 適量
水 2リットル
塩 大さじ3杯
※塩の量は一般的に水の量の3~4%と言われていますが、我が家では敢えて塩の量を少なくしています。
【作り方】
1.水洗い
・落花生を殻付きのまま根からハサミで切落す。
・しっかり水洗いして土を落とす。
・水洗いした落花生をザルにあげる。
※スーパーで売られている落花生のように既に泥を落としてあるものは、あっさり水洗いすればOKです。
2.茹でる
・大きめのお鍋に水をはり、塩を入れ、1.の落花生を投入する。
・30分程度茹でる。
※落花生は浮いてくるので、落とし蓋をすることをおすすめします。
・一つ食べてみて茹で加減を確認してOKであれば火を止めてザルにあげる。
・湯を切ってから器に盛り付ければ完成です。
茹でたらできるだけ早めに「茹でたて」の美味しさを味わってくださいね。冷蔵庫に入れれば翌日でも食べられますが、やっぱり「茹でたて」がオススメです。